ダイエット歴30年、生涯における総減量150kg超

私は30年間、ダイエットをしてはリバウンドを繰り返す自分の体を観察し、自分の心、そして、人の心について考えてきました。そこで分かってきたことがあります。世間にあふれるダイエット法が、今一つ、的を得ていないのは、西洋医学の科学的合理性を妄信するあまり、東洋医学の心と体は1つという「心身一如(しんしんいちにょ)」の考え方が、抜け落ちてしまっているからなのです。

基礎体力と基礎代謝量が高い若い世代であれば、人から褒められることを励みに、少々、乱暴なやり方でも痩せることができるとは思います。しかし、目に見えるかたちで老化が始まり、生活上のさまざまな制限と社会的概念に縛られる30代半ば以降は、今までの"太る生き方"を全部捨てて、「心とは何か?」から学んでゆかないと、10kg以上の大幅な減量は、到底成し得ることはないと断言してもいいでしょう。

私たちは体重が減ったことのわずかばかりの悦楽に甘んじていてはいけません。ダイエットの真の大義とは、「我を落とし、心に気づき、軽安(きょうあん)の境地」に達することにあります。軽安の意味とは、心身が軽やかで爽やかなることです。願わくば、私たちは誰の手も加えられずに、混じりけのないあるがままの自然な体で生きてゆきたい。清廉ダイエットでは、「無為自然(むいしぜん)」の道を歩むための第1歩を後押しできればと考えています。

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